ペティナイフをメイン使いの包丁選び

ペティナイフをメイン使いの包丁選びに

どちらかというと脇役扱いのペティナイフ、包丁の三点セットなどに含まれていてもあまり活用していない人も少なくはないようです。ペティという言葉が英語のプチを意味するということは割と多くの方にも思い浮かびそうですが、ではいったいペティナイフというのはどのような特徴のある刃物なのでしょうか。

一般的に刃渡りが9cmぐらいから大きい物で15cmぐらいのものをペティナイフと言いますが、実は厳密に大きさによる呼称の規格が決まっているわけではありません。他の包丁の種類は、洋の東西やその構造、あるいは主な用途により、出刃包丁とか菜切包丁とか牛刀とかいうように呼び名も明瞭に区別されます。つまり切りたい対象により最適な構造を追求したため、違う構造へと進化したわけです。

その中で牛刀や三徳と呼ばれる包丁は、プロの料理人から一般のご家庭の主婦まで使い手を選ばず、特定の対象に限らず、割と何にでも使えることが最大の特徴です。そのため割と薄く、両面に刃が付いているので、肉でも魚でも野菜でも万能の切れ味が特徴です。

牛刀をそのまま小さくしたのがペティナイフです。その小ささから果物を切ったり、飾り切りをするのが主な用途と思われていることが多いのですが、もしそれだけのためにしか使っていないとしたら、とてももったいないことかもしれません。なにしろ万能を誇る牛刀の小型版ですから、切れ味は牛刀とほぼ同等。逆に、女性のように力があまり無い人や、手の小さい人にとって、手に馴染み、たいへん使いやすいという場合が多いのです。

切れ味だって、ご家庭で使われるようなパックで売られる肉や魚程度であれば、難なく切り分けることが可能です。野菜だって、よほど大きなかぼちゃでもなければ、大概の野菜で歯がたたないということもありません。

しかも、小さい分だけ研いだりお手入れをするのも楽ですし、小さい分だけ使う人のプレッシャーも少ないので、初心者の方にも安心してお使いいただけます。もちろん女性や初心者に限らず、むしろ使い易いと感じられたら、男性の方や料理の腕に自信のある方にもお使いいただきたいものなのです。

このように、とても便利なペティナイフならばこそ、新しく購入するこだわりたいもの。少なくとも自分の手に合うものをじっくりと選びたいものです。二、三千円のとても手に入れやすい物も売られていますが、できれば一万円ぐらい価格帯で、作りも良く、錆びにくく、お手入れのしやすい物がオススメです。良い物を選べば、愛着をもって結果的に長く使えるので、かえってお得となるケースも増えるようです。